研究課題/領域番号 |
16K02720
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
川村 大 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (50234133)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 受身 / 自発 / 可能 / 尊敬 / 受動 / ラレル / 出来文 / ヴォイス / ラレル形 / ラレル文 |
研究成果の概要 |
本研究は、動詞ラレル形(「動詞+レル・ラレル、ル・ラル、ユ・ラユ」の形)を述語とする文(以下「ラレル文」)における諸用法の史的展開を、構文的特徴を中心に文献調査に基づいて明らかにすることを目指した。主な活動は次の2点である。1 中世の文献にもとづくラレル文の用例調査2 古代日本語・日本語文法・言語類型論の関連文献並びに注釈書の収集、また学会等への参加を通じて最新の知見の体得に努める。 活動1は、研究期間中補助員の適任者を確保できなかったうえ、研究機関中学内の役職に就いたため研究に時間を割くことが著しく困難となり、残念ながら未達成に終わった。活動2は、ほぼ所期の目的を達し得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1 古代語動詞研究・言語学への貢献:動詞の格、他動性、ヴォイスなどをめぐる従来の研究に資する堅実なデータを提供すると共に、当該分野に関する新たな知見を得ることが予想される。また、古代日本語と現代日本語、あるいは諸外国語との間の対照言語学的な見地からも利用可能である。 2 社会的貢献:本研究の副次的な効用として、古文教育や、古語辞典記述に応用できる知見・資料を提供できるようになることが期待される。
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