研究課題/領域番号 |
16K02722
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
新田 哲夫 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (90172725)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 三型アクセント / 福井県のアクセント / N型アクセント / 福井県安島方言 / 福井三型アクセント / 多良間方言アクセント / 名詞句アクセント / 安島方言 / N型アクセント / 南琉球三型アクセント / 福井方言 / 南琉球のアクセント / アクセント |
研究成果の概要 |
日本語のアクセントは大変バラエティーに富み、このなかでも「二型アクセント」と「三型アクセント」は「N型アクセント」と呼ばれ、特に「三型アクセント」は全国的に珍しいアクセント体系として研究者の注目を集めてきた。21世紀なって福井県でもその存在が発見され、この調査研究によって様々なタイプの「三型アクセント」を確認できた。異なる三型アクセントの記述とそれぞれの比較を通じて、共有する特徴と独自の特徴を明らかにした。また、地理的分布に関し「三型アクセント」が福井県沿岸部に集中して存在すること、その近接地域に「二型アクセント」があり、また「無型アクセント」に分断される場所があることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語のアクセントは、種々の異なるアクセントが存在することは知られているが、この研究を通じて、この地方のアクセントが多様であることを示した。福井市周辺部は抑揚の少ない「無型アクセント」であることがわかっていたが、その周辺部は不明の部分が多かった。21世紀になって解明が進み、「三型アクセント」という珍しい体系が複数存在していることがわかってきた。この研究では、この「三型アクセント」にスポットをあて、バリエーションの種類や分布域などを明らかにした。豊富なバリエーションも近年の共通語化によって消滅しつつあり、方言アクセントの古い姿を記録として留めておこうとする社会的意義を有する研究である。
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