研究課題/領域番号 |
16K02734
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 神田外語大学 |
研究代表者 |
木川 行央 神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (50327186)
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研究分担者 |
中田 敏夫 愛知教育大学, その他部局等, 理事・副学長 (60145646)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 言語変化 / 言語地理学 / 談話資料 / 静岡方言 / 安倍川流域方言 / 自然談話 / 社会構造 |
研究成果の概要 |
地域社会における方言の変容を、40年前の言語地理学的な調査の結果および談話資料と、現在の言語地理学的調査の結果および談話資料とを比較することによって、実証的に明らかにした。調査地域は静岡県の安倍川流域と大井川流域である。その結果、語彙の面では方言形が使われなくなり、共通語化が進んでいること、また方言形の分布域は以前とほとんど変わっていないこと等が分かった。一方文法面については、使われなくなった形式もあるが、方言形が依然強い勢力を持つことが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
方言の変化を実際の時間が経過した後の変化を言語地理学的研究と談話資料によって実証的に明らかにした点に意義がある。特に、意識を問う言語地理学的調査の結果と、意識せず方言を用いる談話資料の結果をあわせてみることで、多元的に観察することができる。また、調査地点は、日本の東西方言の境界地域である静岡であり、東日本方言と西日本方言の影響の有無、またこの地域独自の変化を認めることができた。
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