研究課題/領域番号 |
16K02736
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
久野 マリ子 國學院大學, 文学部, 教授 (90170018)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 首都圏方言 / 東京方言の共通語化 / 東京都言語地図 / 東京方言の音声 / 東京方言のアクセント / 若年層の音声変化 / 古層 / 新東京都言語地図 / アクセント / 音韻 / 古老の音声 / 第2拍目撥音 / 中和 / 首都圏方言の古層 / 東京都下方言 / 東京方言の古相 / 連母音の融合 / 場面差 / 母音の無声化 / 直音化 / カセットテープのデジタル化 / 神奈川方言の古相 / 音声資料の文字化 / 古層の解明 / 音声談話資料 / 発掘と収集 |
研究成果の概要 |
「音声資料の発掘と収集による首都圏方言の古相の解明」では次のような知見を得た。(1)明治27年生まれ神奈川県南足柄郡出身の女性の自然談話をデジタル保存し、IPA表記のテキストを作成した。(2)東京言語調査研究会の成果として残されている東京都の言語調査資料を『新東京都言語地図-音韻』、『新東京都言語地図-アクセント』として発行した。 (3)首都圏方言の若年層に見られる音声変化の全国多岐な拡がりを明らかにするために,高校生2000名のアンケート調査を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、現代日本語の話しことばである共通語と生活語としての首都圏方言の音声を明らかにした。現代共通語の基礎の東京方言は共通語化によって特色が失われている。関東諸方言には、かつての東京方言に共通する方言の特徴を持つ地域が多くある。首都圏の若い世代は現代の東京方言と類似する言語を話しており、首都圏方言を形成している。そこで、関東諸地域において老年層方言と若年層の話す首都圏方言とを比較して東京方言から首都圏方言への変化を詳しく明らかにする。 現代日本語の話しことばについて臨地調査をもとに実態を明らかにした研究成果により、共通語の音声やアクセントについての日本語の話しことばの標準を示す規範となる。
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