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述語体系の変化と文法カテゴリーに関する研究-古代語を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 16K02742
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本語学
研究機関早稲田大学

研究代表者

仁科 明  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70326122)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード文法カテゴリー / 認識的モダリティ / 行為指示的モダリティ / 証拠性 / 希望表現 / 時間性 / 時制表現 / 願望表現 / 述語 / 終助詞 / 名詞一語文 / 述語体系 / 非現実性 / 「べし」 / 言語学 / 日本語学 / 日本語史 / 文法論
研究成果の概要

いくつかの文法カテゴリーにまたがる意味・用法を持つ述語形式の意味・用法の観察を行うことで、それらの概念の絡み合いを検討し、また、広義希望表現形式の整理・検討を通して文法形式によってある種の意味(ここでは希望や願望)が表される背景は単純でないことを確認した。また、名詞一語文(特に喚体的な一語文として問題にされてきたもの)の意味・用法への観察と考察を深め、肯定/否定、時間性などの文法的意味の背景を考察した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本語文法史の研究(個別共時態の研究も通時的研究もふくむ)でも、近年、言語学的な知見を利用したものが増加している。しかし、それらは対象とする言語や前提する理論的な立場によって微妙に異なっているように見える。また、日本語文法史研究に必要な概念がどのようなものであるのかについては自明のものではない。具体的な事象の検討にもとづいて再考することが必要である。
本研究は具体的な文法形式(「べし」や希望表現形式)や文法現象(名詞一語文)の検討を通して、そのような作業を行ったものであり、また、意味と形式の関係の複雑さを確認し、文法概念の根拠に踏み込んだ点でも文法研究全般への意義が大きいと考えている。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 状況・論理・価値―上代の「べし」と非現実事態―2016

    • 著者名/発表者名
      仁科明
    • 雑誌名

      国文学研究

      巻: 179 ページ: 41-53

    • NAID

      120006890587

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 「もが(も)」とその周辺2017

    • 著者名/発表者名
      仁科明
    • 学会等名
      早稲田大学日本語学会2017年度前期研究発表会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 注意と情動-対象への注意に関わる名詞一語文とその周辺-2017

    • 著者名/発表者名
      仁科明
    • 学会等名
      早稲田大学日本語学会2017年度後期研究発表会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 沖森卓也(編)『歴史言語学の射程』2018

    • 著者名/発表者名
      仁科明(ほか全36名)
    • 総ページ数
      624
    • 出版者
      三省堂
    • ISBN
      9784385362434
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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