研究課題/領域番号 |
16K02748
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
木下 りか 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (50314026)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 多義性 / 意味拡張 / 話者 / 概念化者 / 客体化 / メタファー / 認識的モダリティ / 認識の主体 / 発話の主体 / 当為評価のモダリティ / 多義 / 類義 / 当為 / 主体の客体化 / 言語学 / 日本語学 / 意味拡張の動機 |
研究成果の概要 |
認識的モダリティ形式は、真偽不定の内容についての認識の仕方を表す用法と、真であると認識している事態を不確かなものとして述べる発話の仕方を表す用法とを持ち、多義的である。この意味拡張の動機は、これらの形式が示す内容を概念化する主体の客体的把握にあると考えられる。意味拡張の際、認識の用法において各形式が示す命題の真偽の捉え方は、情報の妥当性に関する捉え方として、発話の用法に写像される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語の認識的モダリティ形式の多義性に関する研究は、これまで一部の形式について限定的に行われることはあっても、体系的にはなされてこなかった。本研究はこの課題に取り組んだものである。認識の仕方を表す認識的モダリティとしての体系的記述を踏まえ、発話の仕方を表す用法についても記述を行い、その意味拡張の動機について考察を行った。この記述は、英語法助動詞など他言語との対照研究の基盤となり、言語の普遍性や個別性を捉える研究に貢献できる可能性がある。
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