研究課題/領域番号 |
16K02782
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 金沢星稜大学 |
研究代表者 |
岡本 芳和 金沢星稜大学, 人文学部, 教授 (00610700)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | モダリティ / 言語行為 / 認識的意味 / 非認識的意味 / 主観性・間主観性 / 英語法副詞 / 主観性・客観性 / 根源的意味 / 共起性 / 法助動詞 / 法副詞 / 主観性 / 関主観性 / 主観・客観 / 視点 |
研究成果の概要 |
本研究は、法副詞が疑問文で使用されたとき、話し手はそのモダリティをどのように捉え、使用するのかについて焦点を当てている。法副詞が使用されている疑問文を純粋な疑問文、平叙疑問文、付加疑問文の3種類に分類した。これらの例を言語行為の観点から分析することによって、このような疑問文の中で法副詞が使用されたときは、法副詞が表すモダリティが話し手と聞き手の間で相互作用的に使用されていることがわかった。また、法副詞と法助動詞の共起についても考察した。この共起に関して、2種類の共起、すなわち、調和的共起と構成的共起があることをを提案した。これらの共起について法助動詞の意味や主観性の観点からも分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本件研究の学術的意義は法副詞が特殊な疑問文の中では使用されることがあること、そして、それが使用された場合、話し手は「確認」という言語行為を遂行していることを論じたことである。また、話し手は法副詞によって表出されるモダリティを間主観的に捉え、聞き手に対して使用していることも論じた。また、法助動詞と法副詞の共起については2種類の共起について提案した。一般によく知られているのは調和的な共起の方であって、構成的な共起については詳しく研究されていない。後者についても分析することは十分な価値がある。なぜならば、法助動詞の意味や主観性を考慮しなければ分析できないことがわかったからである。
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