研究課題/領域番号 |
16K02787
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
大庭 幸男 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (90108259)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 同族目的語構文 / 同族目的語 / 非能格動詞 / 非対格動詞 / 他動詞 / 副詞 / 他動性 / 結果構文 / 他動詞化 |
研究成果の概要 |
非能格動詞(自動詞)を伴う同族目的語構文と結果構文の事例をBNC, COCAなどの電子化された言語データや、関係図書・論文等を用いて収集した。また、動詞ごとの使用頻度調査と文型パターンの分類を行い、基礎データを構築した。次に、非能格動詞を伴う同族目的語構文の目的語が、他動詞文の目的語の特徴(例えば、この構文の受け身文の主語になれる、代名詞になれる、wh疑問文になれる)などを含む6つの指標を用いて、この構文に生じる非能格動詞が他動詞化の度合いにおいて違いがあることを明らかにした。同じ手法で結果構文に生じる非能格動詞に他動性の違いがあることを明らかにした。中間構文についても考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の英語教育では、他動詞は目的語をとるが、自動詞は取らないと教える。しかし、高校の教科書では、自動詞が目的語を取っている事例、例えば、同族目的語構文と結果構文が見られる。そこで、問題になるのは、自動詞は決して目的語をとらないと教えて良いか、と言うことである。 本研究では、自動詞には非能格動詞と非対格動詞があるが、同族目的語構文と結果構文に生じる非能格動詞に焦点を当てて研究を行った。その結果、これらの構文に生じている非能格動詞の中でも、目的語をとる他動詞と同じ特徴を持つ他動性の強いものからそうではないものへ、他動性に段階があることが分かった。このような事実は英語教育に役立つものと思われる。
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