研究課題/領域番号 |
16K02790
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
伊藤 美紀 (伊藤横山美紀) 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (00325903)
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研究分担者 |
高橋 圭介 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (20455108)
伊藤 恵 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (30303324)
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研究協力者 |
奥野 拓 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (30360936)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 日本語教員養成 / 日本語教師教育 / 書き換え / やさしい日本語 / 観光 / 学び / 言語調整 / 日本語教育 / リライト / 振り返り / 日本語学 / 教育工学 / 言語学 |
研究成果の概要 |
本研究では、外国人と対話する日本語母語話者を支援することを目的としている。本研究では、日本語母語話者による観光用展示物のやさしい日本語への書き換え活動を行い、書き換えの特徴および、日本語母語話者が書き換えから学んだことを考察した。本研究課題で行ってきた書き換え活動は、日本語教員をはじめとした、言語調整が必要な人材の養成に有効であることと同時に、観光場面では、地域で活躍する人材の養成にもつながることを示すことができた。さらに、地域の多様な現場での運用を行いつつ、書き換えマニュアルを具体化し、より多様な人々がやさしい日本語を活用できる環境を構築することが今後の課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はより多くの一般の日本語母語話者の日本語を用いた外国人との関わりを促進することを目指しており、日本語母語話者が日本語非母語話者と日本語でコミュニケーションを行う際に生じ得る問題を扱ってきた。また、本研究で開発した支援システムを用いて産出を試みてきたやさしい日本語は、日本語教育に従事する研究者が作りあげたものではなく、日本語母語話者が作成してきたという点も、注目すべき特徴である。 多文化共生社会において日本人と外国人が信頼関係を築き、相互理解を深めるために、このような日本人からの働きかけを促すことは有意義であると考える。
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