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パラフレーズの教育方法に関するハンドブックの開発―理論・実践・応用―

研究課題

研究課題/領域番号 16K02796
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本語教育
研究機関宇都宮大学

研究代表者

鎌田 美千子  宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (40372346)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
キーワードパラフレーズ / 言い換え / リライト / 四技能 / レジスター / 日本語教授法 / 日本語教師養成 / 日本語教育 / 教授法 / ピア・レスポンス / 指導書 / 第二言語 / 教材 / 書き換え / 言い換え・書き換え / 教材開発
研究成果の概要

本研究では、パラフレーズ(言い換え)の教育方法に関連する事項を言語学・認知心理学・学習科学の知見に基づいて多面的に検討した上で、主に複数の言語技能を組み合わせた日本語学習に関する指導書を開発した。開発の過程では、第一に、作成した試作版の評価アンケートを大学生・日本語教師対象に行った。第二に、複数の大学教員から専門的・評価的な意見を得た。これらの結果をもとに改善を図り、日本語指導書『パラフレーズから考える日本語教授法』を完成させた。本書は、(1)パラフレーズに関する専門知識を学ぶ「理論編」、(2)教育実践について考える「実践編」、(3)タスク形式で教材作成を試みる「応用編」から構成される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

言語技能は、「聞く」「話す」「読む」「書く」の四つに大別され、従来の日本語教育では、四技能別に学ぶことが主流であった。だが、実際には、「聞いたことを書く」「読んだことを書く」「話したことを書く」「書いたことを話す」「聞いたことを話す」「読んだことを話す」のように、複数の言語技能を組み合わせた言語活動が広くなされている。本研究では、こうした言語活動に必要となるパラフレーズと教育実践に関して豊富な例文と事例、授業案等を通して解説した日本語指導書を開発した。このような日本語指導書は、従来なかったものであり、上述したような言語活動の教育方法について段階的に学ぶ機会を提供できるようになった。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (20件)

すべて 2020 2019 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件) 図書 (6件)

  • [雑誌論文] パラフレーズに着目した日本語指導書開発のための一考察―質問紙調査から見えてきた課題―2020

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 雑誌名

      宇都宮大学国際学部研究論集

      巻: 49 ページ: 51-59

    • NAID

      120006788370

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 指導段階および教科に応じた教科書リライトの方法論的検討―日本語を第二言語とする子どもたちへの学習支援に向けて―2019

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 雑誌名

      宇都宮大学国際学部研究論集

      巻: 47 ページ: 33-39

    • NAID

      120006619429

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本語教授法とパラフレーズの学習2019

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 雑誌名

      日本語教育連絡会議論文集

      巻: 31 ページ: 110-117

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本語を第二言語とする子どもたちのためのリライト教材作成に関する方法論的検討―日常会話レベルから教科書レベルへの橋渡し―2016

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 雑誌名

      宇都宮大学留学生教育研究論集

      巻: 7 ページ: 3-10

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 大学・大学院のライティングにおけるパラフレーズと教育上の課題―ピア・レスポンスの事例からの考察―(パネルセッション「大学における日本語ライティング教育の課題と可能性―言語スキル養成からライティング支援人材の育成まで―」の発表1)2019

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 学会等名
      2019年度日本語教育学会春季大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 中国語を母語とする児童を対象とした教科書リライトにおける漢字の扱い―学習支援に向けた「リライトのための日中漢語対応表」の作成と活用―2019

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子・劉キョウ
    • 学会等名
      子どもの日本語教育研究会第4回研究会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 日本語を第二言語とする子どもたちへの学習支援におけるパラフレーズの問題―社会文化的な背景知識を必要とする場合と必要としない場合―2018

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 学会等名
      2018年度異文化間教育学会第39回大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本語教育におけるパラフレーズの扱いを再考する―「考える」ために必要な視点―2018

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 学会等名
      批判的言語教育国際シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 日本語教授法とパラフレーズの学習2018

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 学会等名
      第31回日本語教育連絡会議
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] パラフレーズの学習に着目した日本語指導書の試案―質問紙調査から見えてきた課題―2018

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 学会等名
      International Symposium Japanese Language Learning for New Generations
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 日本語を第二言語とする子どもたちを対象とした教科書リライトの二つの方向性と検討課題2017

    • 著者名/発表者名
      鎌田 美千子
    • 学会等名
      2017年度異文化間教育学会第38回大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 口頭でのパラフレーズに関する教材開発の試み―複数の言語技能の組み合わせを中心に―2017

    • 著者名/発表者名
      鎌田 美千子
    • 学会等名
      2017年度日本語教育学会支部集会(東北支部)
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 評価の視点から見たパラフレーズの問題―アカデミック・ライティングにおける引用を中心に―2016

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 学会等名
      第40回アカデミック・ジャパニーズ・グループ研究会「アカデミック・ジャパニーズにおけるパフォーマンス評価としてのルーブリックを考える」(パネルディスカッション)
    • 発表場所
      龍谷大学セミナーハウス(京都府京都市)
    • 年月日
      2016-11-05
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] パラフレーズに関する指導書の開発の試み―複数の言語技能の組み合わせに注目して―2016

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 学会等名
      2016年度日本語教育学会秋季大会
    • 発表場所
      ひめぎんホール(愛媛県松山市)
    • 年月日
      2016-10-08
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [図書] どうすれば論文・レポートが書けるようになるか―学習者から学ぶピア・レスポンス授業の科学―(共著,第3章「論文作成におけるパラフレージングの展開―学習者は表現をどのように言い換え改善するのか―」)2020

    • 著者名/発表者名
      石黒圭・烏日哲(編)・井伊菜穂子・鎌田美千子・胡芸群・胡方方・田佳月・黄均鈞・布施悠子・村岡貴子(著)
    • 総ページ数
      283
    • 出版者
      ココ出版
    • ISBN
      9784866760209
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] パラフレーズから考える日本語教授法2020

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子
    • 総ページ数
      123
    • 出版者
      宇都宮大学 鎌田美千子研究室
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] 中国語を母語とする児童を対象としたリライトのための日中漢語対応表2020

    • 著者名/発表者名
      鎌田美千子・劉キョウ
    • 総ページ数
      51
    • 出版者
      宇都宮大学 鎌田美千子研究室
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] 大学と社会をつなぐライティング教育(共同編集・分担執筆,第2章 大学教育から見たパラフレーズの諸相)2018

    • 著者名/発表者名
      村岡貴子・鎌田美千子・仁科喜久子編著
    • 総ページ数
      223
    • 出版者
      くろしお出版
    • ISBN
      9784874247839
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [図書] 多文化共生をどう捉えるか(分担執筆,教科書の文章とパラフレーズ―日常語・抽象語・背景知識・主体的な学び―2018

    • 著者名/発表者名
      宇都宮大学国際学部編
    • 総ページ数
      183
    • 出版者
      下野新聞社
    • ISBN
      9784882867104
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [図書] 責任ある研究のための発表倫理を考える(分担執筆,第6章 言語教育から引用の問題を考える―パラフレーズを中心に―)2017

    • 著者名/発表者名
      東北大学高度教養教育・学生支援機構編
    • 総ページ数
      163
    • 出版者
      東北大学出版会
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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