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会話データ分析の手法を用いたインターアクション能力育成のための教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K02800
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本語教育
研究機関東京外国語大学

研究代表者

中井 陽子  東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 准教授 (60398930)

研究分担者 大場 美和子  昭和女子大学, 文学研究科, 准教授 (50454872)
寅丸 真澄  早稲田大学, 日本語教育研究センター, 准教授(任期付) (60759314)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード会話データ分析 / インターアクション能力 / 日本語教育 / 教材開発 / 日本語教員養成 / 談話研究 / 談話分析
研究成果の概要

日本人学生や日本語学習者がインターアクション能力(言語能力・社会言語能力・社会文化能力)を自律的に高められるようになることを目的に、会話データ分析の手法を学ぶ教材を開発した。そのために、まず、学生が遭遇するであろう会話データ(雑談、体験談、話し合い、インタビュー、誘い等)を収集し、その分析を行い、その成果をまとめた教材を作成した。これに付随して、会話データ分析の変遷・活用法をまとめた教材も開発した。さらに、日本人学生や日本語学習者を対象とした授業において、作成した教材を試用し、受講生がいかに会話データ分析の視点を獲得して自身のインターアクション能力を向上させたかを検証した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

会話データの収集・分析を行うことで、基礎研究に基づいた教材作成が行えた。また、これらの会話データの動画と文字化資料を教材化することで、学部生・大学院生の初学者が会話データ分析を実際のデータで行ってみることができ、基礎的な会話データ分析の手法を具体的に学びつつ、自身のインターアクション能力の改善を試みることが期待できる。そして、本教材は、アカデミック・ジャパニーズをはじめとする日本語教育や初年次教育のほか、日本語教員養成などの教育内容に活かせることも期待でき、学術的・社会的な価値があると言える。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (28件)

すべて 2019 2018 2017 その他

すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 9件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 7件) 図書 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 熟練した日本語教育者・研究者の語りからの学部生・大学院生の学びの分析―日本語教育人材に求められる資質・能力における「態度」の養成に着目してー2019

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・宮﨑七湖
    • 雑誌名

      大学日本語教員養成課程研究協議会論集

      巻: 17 ページ: 18-38

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 第42回研究大会ワークショップ報告書 会話データ分析の教育者・研究者による語りから広げる研究と実践の視野―グループ・ディスカッションを通して―2019

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・寅丸真澄・大場美和子
    • 雑誌名

      社会言語科学

      巻: 21-2 ページ: 79-85

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 会話データ分析の「研究と実践の連携」の可能性を探る-その変遷と教育者・研究者による具体的試みを基に-2018

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・大場美和子・寅丸真澄・増田将伸
    • 雑誌名

      韓中日の言語を通じて探ってみた三国の社会と文化

      巻: 1 ページ: 259-286

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際共著
  • [雑誌論文] 「文献・インタビュー調査から学ぶ会話データ分析の広がりと軌跡-研究から実践まで」の教材としての特徴-開発プロセスと作成の意義-2018

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・大場美和子・尹智鉉
    • 雑誌名

      日本語教育研究

      巻: 44 ページ: 77-92

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] インタビュー会話の分析活動から学ぶより良いインタビューの方法―会話データ分析の手法を学ぶ学部授業での実践をもとに―2018

    • 著者名/発表者名
      中井陽子
    • 雑誌名

      アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル

      巻: 10 ページ: 36-44

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 会話データ分析の手法を学ぶための授業実践―学部生の学びの分析からの考察―2018

    • 著者名/発表者名
      中井陽子
    • 雑誌名

      東京外国語大学論集

      巻: 97 ページ: 203-225

    • NAID

      120006557788

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 第40回研究大会ワークショップ報告書 会話データ分析の「研究と実践の連携」の可能性を探る-その変遷と教育者・研究者による具体的試みを基に-2018

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・寅丸真澄・大場美和子・増田将伸
    • 雑誌名

      社会言語科学

      巻: 20-2 ページ: 46-51

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 会話の種類による参加者の配慮の違い ―体験談の会話・スピーチ・話し合いの分析をもとに―2017

    • 著者名/発表者名
      中井陽子
    • 雑誌名

      アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル

      巻: 9 ページ: 46-54

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 誘いの会話における言いさし発話の分析-日本語母語話者によるロールプレイをもとに-2017

    • 著者名/発表者名
      ウィモンサラウォン,アパポーン・中井陽子
    • 雑誌名

      日本語教育研究

      巻: 40 ページ: 141-160

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 大学院の授業における「研究と実践の連携」を考える機会の試み-ピアリーディング活動を通した学び-2017

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・高田光嗣
    • 雑誌名

      日本語教育研究

      巻: 40 ページ: 63-81

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 誘いの会話の構造展開における駆け引きの分析-日本語母語話者同士の断りのロールプレイとフォローアップ・インタビューをもとに-2017

    • 著者名/発表者名
      中井陽子
    • 雑誌名

      東京外国語大学論集

      巻: 95 ページ: 105-125

    • NAID

      120006380733

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 日本人学部生によるインタビュー会話の比較分析-印象評価・会話データ分析・フォローアップインタビューをもとに-2019

    • 著者名/発表者名
      中井陽子
    • 学会等名
      第43回社会言語科学会研究大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 会話データ分析をどのように行うのか-実際と展望-2019

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・大場美和子・寅丸真澄・蒙 ユン
    • 学会等名
      東京外国語大学2018年(平成30年)度大学院国際日本学研究院長教育経費セミナー
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 「文献・インタビュー調査から学ぶ会話データ分析の広がりと軌跡-研究から実践まで」の教材的な特徴-開発プロセスと作成の意義-2018

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・大場美和子・尹智鉉
    • 学会等名
      韓国日語教育学会2018年度 第33回 国際学術大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 会話データ分析の文献調査のプロセス-基礎調査から教材開発まで-2018

    • 著者名/発表者名
      大場美和子
    • 学会等名
      韓国日語教育学会2018年度 第33回 国際学術大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 韓国における日本語の教育者・研究者の語りから学ぶための教材開発2018

    • 著者名/発表者名
      尹智鉉
    • 学会等名
      韓国日語教育学会2018年度 第33回 国際学術大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 韓国の教育者・研究者の語りからの学び-日本の学部・大学院生のレポートの分析から-2018

    • 著者名/発表者名
      中井陽子
    • 学会等名
      韓国日語教育学会2018年度 第33回 国際学術大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 会話データ分析の手法を学ぶための教材開発-学部授業における試用の分析からの考察-2018

    • 著者名/発表者名
      中井陽子
    • 学会等名
      2018年日本語教育国際研究大会/第22回AJEヨーロッパ日本語教育シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 初対面会話における話題開始と情報交換の方法の変化の分析―二者・三者会話の基軸参加者に着目して―2018

    • 著者名/発表者名
      大場美和子
    • 学会等名
      2018年度日本語教育学会秋季大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 会話データ分析の教育者・研究者による語りから広げる研究と実践の視野-グループ・ディスカッションを通して-2018

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・大場美和子・寅丸真澄
    • 学会等名
      社会言語科学会第42回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 会話データ分析の初学者による話題区分の特徴の分析-分析手法の指導に向けて-2018

    • 著者名/発表者名
      大場美和子・中井陽子
    • 学会等名
      第41回社会言語科学会研究大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 誘いの会話における言いさし発話-日本語母語話者によるロールプレイの分析をもとに-2017

    • 著者名/発表者名
      アパポーン,ウィモンサラウォン・中井陽子
    • 学会等名
      韓国日語教育学会2017年度春季(第31回)国際学術大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 大学院の授業における「研究と実践の連携」を考える機会の試み-ピアリーディング活動を通した学び-2017

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・高田光嗣
    • 学会等名
      韓国日語教育学会2017年度春季(第31回)国際学術大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 会話データ分析の「研究と実践の連携」の可能性を探る-その変遷と教育者・研究者による具体的試みを基に-2017

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・寅丸真澄・大場美和子・増田将伸
    • 学会等名
      社会言語科学会第40回大会 ワークショップ
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 日米豪韓における「会話データ分析」の研究成果と教育現場への活かし方を探る―文献調査とインタビュー調査をもとに―2017

    • 著者名/発表者名
      中井陽子・大場美和子・宮﨑七湖・尹智鉉
    • 学会等名
      日本語教育学会秋季大会 パネルセッション
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 文献・インタビュー調査から学ぶ会話データ分析の広がりと軌跡-研究から実践まで-2017

    • 著者名/発表者名
      中井 陽子、大場 美和子、寅丸 真澄、増田 将伸、宮﨑 七湖、尹 智鉉
    • 総ページ数
      272
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
    • ISBN
      9784779511578
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [備考] http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/ynakai/index.htm

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/ynakai/

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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