研究課題/領域番号 |
16K02803
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
佐々木 泰子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (20251689)
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研究分担者 |
楊 虹 鹿児島県立短期大学, その他部局等【文学科(日本語日本文学専攻、英語英文学専攻),生活科学科(食物栄養専攻、生活科学専攻),商経学科(経済専攻、経営情報専攻),第二部商経学科】, 准教授 (20571607)
加納 なおみ お茶の水女子大学, グローバルリーダーシップ研究所, 講師 (20726880)
船戸 はるな 玉川大学, リベラルアーツ学部, 助教 (90772822)
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研究協力者 |
倉田 芳弥
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | LINE / コミュニケーション / 会話分析 / マルチモーダルアプローチ / 談話管理 / 日本語 / 中国語 / 韓国語 / マルチモーダル / 記録性 / 相づち / 絵文字 / スタンプ / 感情表現 / 会話の開始・終結 / 打ち言葉 |
研究成果の概要 |
本研究では日本語母語話者同士、留学生同士及び母語話者と留学生とのLINEでのやり取りで使用される日本語に着目した。会話分析の結果からは音声による会話とは異なり、「目で見る」会話、「記録性のある」メディアであるという特性を生かして相づちや感動詞を配置することによって、非同期的なやり取りをあたかも同期的なやり取り、つまり音声による会話をしているように参加者がふるまっていることを明らかにした。LINE会話で多様なモードが使用されるのは人びとが日常性の中で意味実現を志向していることの現れであり、今後のコミュニケーション研究におけるマルチモーダルアプローチの重要性を指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
LINEなどのソーシャルネットワークサービスに代表される新しい社会的ネットワーク構築システムは、急速にグローバル化する社会において人間関係を築く重要なツールとされる。これらのツールの中でもLINEは留学生にとって日常のコミュニケーションで欠くことのできないものとなっている。本研究では日本語母語話者同士、留学生同士及び母語話者と留学生とのLINEでのやり取りで使用される日本語に着目し、会話分析及びマルチモーダルアプローチの観点から、インターネット上の新たなコミュニケーションスタイルの実態を明らかにし、多文化間コミュニケーションの新たな可能性の一端を示すことができた。
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