研究課題/領域番号 |
16K02807
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
深澤 のぞみ 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (60313590)
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研究分担者 |
山路 奈保子 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 教授 (40588703)
須藤 秀紹 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 教授 (90352525)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | パブリックスピーキング / 説得 / 言語行動 / 非言語行動 / 日本語教育 / マルチモーダル / 聴衆への働きかけ / 理解基盤の共有 / コンテストスピーチ / 評価基準 / 理解の共有 |
研究成果の概要 |
本研究は,グローバル社会で必要な自分の考えを他人に伝える能力であるパブリックスピーキングにおいて,いかに他人を納得させるか,すなわち「説得」がどのようなプロセスで実現するのかについて明らかにしたものである。具体的には,説得に成功したスピーチは聴衆の予想を裏切るような展開をし,それを効果的に伝えるストラテジーが多く取られていることが明らかになった。また,この結果から,外国人に対する日本語教育におけるパブリックスピーキングの指導では,学習者自らが聴衆に自分の話を効果的に伝えるための方法を考えさせることが重視されるべきであると指摘した。さらに,非言語行動を加えたマルチモーダル分析の方法も検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバル化が進み,公に向けて発信されたメッセージの重要性が言われるようになっている。しかし日本語でのパブリックスピーキングにおいて,聴衆への説得がどのように成功するかを検証した研究はそれほど多くない。本研究では,「ビブリオバトル」という競争的な仕掛けを持ったパブリックスピーキングをデータとして,説得につながる要素のうち言語面での分析を行い,説得が成功するモデルを抽出することができた。
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