研究課題/領域番号 |
16K02811
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
西口 光一 大阪大学, 国際教育交流センター, 教授 (50263330)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 対話原理 / 終助詞 / 発話 / 対照研究 / 対話に臨む姿勢 / 関連性理論 / 第二言語習得理論 / ことば行為 / 相互行為 |
研究成果の概要 |
2言語で公開されている映画を基礎資料として、発話末の終助詞等の出現・不出現に注目して、バフチンの対話論的な観点から、日英の対話に臨む姿勢という現象を明らかにした。具体的に言うと、英語での発話では単に言い切ってしまう部分で日本語では終助詞等の形態がしばしば現れるのはどういうことかという問題を資料に基づいて考究した。研究成果の公表として、論文3編、国内学会発表1回、国際学会発表1回を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語研究及び第二言語言語教育ではこれまで文の構成法という観点で発話の構築法を考えてきたが、発話の構成という以前に対話に臨む姿勢が言語文化によって異なっており、その異なりが時に具体的な言語形式として現れることがある。英語を代表とする欧米語との対比における日本語の終助詞等の文末表現はその一つの典型である。本研究ではそのような現象に注目して対話に臨む姿勢というこれまでにない視点を提示した。対話に臨む姿勢という視点は研究的にも教育応用的にも重要な視点でありながらまだ十分に注目されていない。今後同視点の一層の深化が期待される。
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