研究課題/領域番号 |
16K02822
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
大野 早苗 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 先任准教授 (40364955)
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研究分担者 |
莊 嚴 秀明大学, 観光ビジネス学部, 准教授 (70348415)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 作文教育 / 国語教育 / 日中対照 / 意見文 / 構成要素 / 表現技巧 / パラグラフ内の展開 / 日本語教育 / 構成要素の配列 / 課程標準 / 学習指導要領 / 説得のためのパラグラフ構成 / 談話展開 / 日中対照研究 / 作文 / 異文化理解 |
研究成果の概要 |
日中の大学生がそれぞれの母語を用いて書いた意見文を、主題、論拠、主張といった構成要素がどのように配列されるか、パラグラフ内で中心文からどのように文章が展開していくかという、2つの観点から比較した。構成要素の配列については、中国の学生が主題-論拠-主張という配列で書くのに対し、日本の学生は主張を最初に示す傾向が見られた。パラグラフ内での展開については、中国の学生が古典、故事の引用を多用し、技巧を凝らして書くのに対し、日本の学生は、身近な例、自分自身の体験を一般化して論じるケースが目立った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の最も大きな特徴は、今まで日本語で書かれた文章に限られていた談話展開の対照分析を、日中の学生による母語で書かれた文章で行った点である。これにより、書き方の特徴について、より根本的なところで検討することができた。研究の結果は、日本語の作文教育に生かされるだけでなく、日本語母語話者と日本語学習者とが互いの考え方をよく理解し、特徴を生かしあって、協働して学びを進めるための重要な情報となることが期待される。
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