研究課題/領域番号 |
16K02834
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
永井 典子 茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (60261723)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 英語文法指導 / 日英対照研究 / CEFR / CEFR/CV / 言語活動 / タスク / 英文法指導 / CLIL / Passive / Grammar instruction / 意識高揚タスク / 言語間の影響(CLI) / 受動態 / 英語文法 / English Profile / 教授法・カリキュラム論 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本語の母語話者が中等教育で習得する英語の文法項目をCEFR(COE 2001)の6段階の熟達段階に分類し、対応する日本語の文法項目と比較対照し、両言語の類似点と相違点を明示した。そのうえで、日本語を母語とする、同一熟達段階の大学生の英語学習者が英語の受動態の知識をどの程度有するのかを調査した。この調査結果をもとに、日本語と英語の受動態の類似点と相違点への学習者自らの気づきを促進させる言語活動及びタスクをCEFR/CV (COE 2018)の能力記述文などを参照し、提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本語を母語とする大学生の英語学習者は、英語の熟達段階が同一レベルでも学習する英語文法項目に関して、母語との相違点や類似点に関して認識が異なり、第二言語習得における言語間の影響(CLI)の研究成果で提案された主観的類似点と相違点の下位区分に基づき、3つのタイプに分類できることを明らかにした。この研究成果を基に、単に英語の文法項目を事実として教え、それらを適切に使用できるかどうかの結果に着目するのではなく、日本語と比較対照しながら英語文法を深く理解するプロセスに焦点を当てた言語活動やタスクを提案したことに学術的かつ社会的意義がある。
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