研究課題/領域番号 |
16K02837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
小町 将之 静岡大学, 人文社会科学部, 准教授 (70467364)
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研究分担者 |
松野 和子 静岡大学, 大学教育センター, 准教授 (80615790)
高瀬 祐子 静岡大学, 大学教育センター, 特任助教 (30708433)
田村 敏広 静岡大学, 情報学部, 准教授 (90547001)
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研究協力者 |
小早川 真由美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 学習用英文法 / 英語教科書 / コーパス / ナラティブ / 構造依存性 / 文学テキスト / 第二言語習得 / 否定極性表現 / n-gram / 教科書 / 語り / 英語文学 / 句構造 / 学習英文法 / 高等学校用検定教科書 / 教授法 / カリキュラム論 |
研究成果の概要 |
英語教育において、学習用英文法を効果的に活用するために、英文法体系の批判的検討、文学テキストの効果的活用、学習者の言語知識の様態に関する探究の各観点から、これまでの英語研究に関するさまざまな観点を総合して研究を行った。その結果、日本語を母語とする英語学習者の様態として、その文法知識は、母語に関するのと同様に構造依存性を示すことがわかった。他方、中学校高等学校で用いられる検定教科書を検討した結果、文法記述については、説明方法などにばらつきが見られ、全体として見たときに理論的に矛盾するような体系となっており、学習者の理解に支障を来たし得ることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語学習者の言語知識の様態が明らかになることで、人間が心的に構成する言語知識全体の理解に貢献するとともに、英語教育の観点から、効果的な教材のあり方、および教授方法について具体的な提言を検討することが可能となる。特に、文法指導については、学校教育の機会において質と量において制約が厳しい中で、文法項目ごとに具体的な提言を検討するうえで、基礎的な知見となり得る。文学テキストの活用については、引き続き理論的な調査が必要であるが、教材の素材を検討するうえでの問題提起となり得る。
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