研究課題/領域番号 |
16K02842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
鈴木 章能 長崎大学, 教育学部, 教授 (70350733)
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研究分担者 |
桑村 テレサ 京都先端科学大学, 経済経営学部, 准教授 (30639646)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 多国籍クラス / 外国語としての英語教育 / リーディング / ライティング / グローバリゼーション / 世界市民 / 行為連鎖 / アイスブレイキング / 多言語 / グローバリズム / 英語 / 世界文化・世界文学 |
研究成果の概要 |
アジアの複数の非英語圏地域の留学生と日本人学生が混在する英語の授業が日本中の大学で増えつつあるが、多国籍クラスの同授業運営には解決すべき難しい課題がある。この課題を克服する工夫として、(1)「今後、なる可能性のある自己」「ならざるを得ない自己」を直視させる、(2)「遠い」将来のことと同時に「いま」のことにも関心をもって学習に没頭できるように「アイスブレイク」を行う、(3)英語を絵で理解させる、(4)リーディングでは行為連鎖(action chain)を実際の絵によって示すという方法、ライティングでは行為連鎖の絵を自ら構築するという方法を用いる、というものが効果的であるという結論に至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1) 多国籍クラスの英語授業の運営に困っている教員、ならびに同クラスに属する学生たちの英語力向上に資するものになる。(2) 英語授業はもちろん、他の科目における多国籍クラスを担当する教員や受講学生にも寄与できる。(3) 本研究の方法は日中台韓以外の国籍から成る多国籍クラスの授業の課題克服にも応用できる。(4) 国際化が進む日本の大学では多国籍クラスが益々増加すると考えられる。日本の多国籍クラスにおける教育の課題が解決し、海外からも評判が上がれば、益々の国際化が期待できる。(5) 国外に成果を発表すれば、同様の課題に突き当たっている世界の教育にも寄与できる。
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