研究課題/領域番号 |
16K02857
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
菊地 恵太 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (20434350)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 動機づけ / 外国語学習 / 教育心理学 / 言語学習 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、様々な社会的・個人的要因による学習意欲構造の変化や発達に配慮した大学での英語学習者育成のためのカリキュラム構築・学習支援のための指針の作成であった。 縦断的質的・量的研究の結果をまとめると、語学留学や大学での授業を通して英語に触れるものの、日ごろのサークル活動やアルバイトに多くの時間と労力を使うことも影響し、研究参加者は持続的な英語学習意欲を持ち続けることは難しかったようである。就職の際に必要な英語資格試験の学習ニーズは時に表出したが、英語話者と意思疎通をしてみたいといったコミュニケーション意欲にはつながらず、国際社会で必要な英語力の習得のための意欲までは発達していかなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、昨今注目されている複雑性理論を援用し、日本人英語学習者の4年間の学習意欲の発達を分析した。本研究での分析により、18歳から22歳という年齢層に属する多くの大学生にとって英語学習が日常生活で行われる様々な活動の中で学習者のシステムを動かす動因となることは難しく、多くの学習者がアルバイト、サークル活動、就職活動といった自分たちの日常生活と強く関連する要因によって突き動かされることが多いことが示唆された。
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