研究課題/領域番号 |
16K02867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
松田 早恵 摂南大学, 外国語学部, 教授 (50388641)
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研究協力者 |
井村 誠
中西 のりこ
ハーキ マイケル
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 多読 / 多聴 / スピーキング |
研究成果の概要 |
本研究では、理系の大学生を対象に、多読・多聴・多話活動を中心に据えた活動を行い、スピーキング力に変化が現れるかを探った。2016年度は聴き読み、シャドーイング、リピーティング、ブックトーク・再話を課したが、2017年度はブックトーク・再話の代わりに自力の音読を加え、反復インプットおよびアウトプット量を増やした。その結果、オンラインテストでは、年度間で異なる特徴が観察された。また、2017年度に実施した独自のスピーキングテストの音声データをPhoneme Counter、Praat、Lextutorで分析した結果、子音の発音、音読の流暢性や語彙の側面で向上が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究は、何をスピーキング力と呼び、それをどう測るのかという根本的な問いに立ち返るきっかけとなった。今回用いた3種類のオンラインテストでは測り方も測っている能力も違うので、同じ活動の効果を測った場合でも異なる結果となった。これは、現在議論されている「入試への英語民間試験利用」のありかたを慎重に考える必要性を示唆している。 2017年の研究からは、多読絵本による反復練習のみでも音声や語彙にプラスの影響を与える可能性が観察された。さらに、2016年の結果を踏まえると、発話能力をより高めるためには、ブックトークや再話による効果的な認知的負荷のかけ方をさらに探る必要がある。
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