研究課題/領域番号 |
16K02880
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
厨子 光政 静岡大学, 情報学部, 教授 (90187823)
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研究分担者 |
宮崎 佳典 静岡大学, 情報学部, 教授 (00308701)
法月 健 静岡産業大学, 情報学部, 教授 (30249247)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | eラーニング / 学習履歴 / マウス軌跡情報 / 機械学習 / 学習ログ / e-ラーニング / 英語学習支援システム / e-ラーニング / 英語学習支援ソフト |
研究成果の概要 |
本研究では、英単語並べ替え問題解答時のマウスの軌跡情報を分析することによって、学習者が答えを導き出す過程にアプローチし、解答時における迷いを抽出し、解答結果だけでは判別しにくい学習者の理解度をより正確に測る評価システムの構築を試みた。自信のある解答のマウスの動きと、自信のない解答の軌跡パターンの特徴とを比較分析することによって、解答時の迷いの有無を判別できるという仮定をたて、実験で得られたデータをもとに、機械学習の手法を援用しながら、「迷いのあり/なし」を判定する「分類器」を構築した。この分類器は約80%の確率で正しく迷いを判別することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
問題解答時の学習者の迷いがマウス軌跡によって判別できるようになれば、解答結果だけからでは分からない学習者の理解度をより正確に把握することができる。また、一つ一つの英単語並べ替え問題は、それぞれが包含する重要な文法項目(21の文法項目に分類)とリンクさせているので、例えば、ある特定の文法項目を含む問題群に対して迷いが多く発生している場合、個々の学習者(あるいは、クラス全体)は、その文法項目が苦手である、または十分理解できていないと判断でき、現場の教師は、その時々の学習者への的確なフィードバックや学習指導方法を見つける手助けとなるので、学習過程における迷いの判定システムを開発する意義は大きい。
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