研究課題/領域番号 |
16K02897
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
大浦 泉 (花崎泉) 東京電機大学, 未来科学部, 教授 (50180914)
|
研究協力者 |
松平 圭一
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 英語発音訓練 / 音声解析 / 声道断面積 / 調音教示 / 発音時頭部矢状MR画像解析 / 発音訓練視覚的支援 / 調音時舌形状推定 / 調音指示 / 表情筋電位信号 / 頭部矢状断面MR画像 / 口唇形状推定 / 発音教示法 / 発音訓練の視覚的支援 / 声道断面積推定 / PARCOR係数 / 音声信号処理 / 音声学 / 視覚化 |
研究成果の概要 |
日本語を母語とする人の英語発音訓練において、訓練効果を音声の音響的特徴量とそれらから推定される口唇や舌形状により評価した。提唱されている発音指示は、発音時舌面最高点の口腔内での前後位置、上下位置を制御するものに大別でき、前後位置は第2フォルマントならびに口の横開きとの相関が強く、上下位置については口の縦開きとの相関は認められるものの訓練を促進するには不十分であった。口唇突出による影響は第2フォルマントには現れないが舌面最高点を前に移動させることを明らかにし、発音の癖を考慮した調音指示の実現に向けて解析ができた。訓練促進に向けて口唇の開きの定量的指示や顎の動きへの指示の必要であることを示唆した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発音訓練における発音教示という観点から調音動作と音声の音響学的特徴の関係を、数理モデルを構築することにより解析した。発音時の口腔内舌面最高点の位置とフォルマントの相関は強いものの、口唇突出動作による舌面最高点の移動は声道断面積関数による検出が有利であること明らかにした。さらに提唱されている発音教示法の効果を検証することにより、口唇開閉、突出動作に関する発音教示の示唆を得た点に学術的意義がある。 社会のグローバル化に伴い母語以外の言語修得が推奨されている。英語はその代表的言語であり、本研究は発音訓練の独学者や不慣れな指導者が訓練、教示の効果や調音のメカニズムの理解の促進に寄与すると期待できる。
|