研究課題/領域番号 |
16K02914
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
横山 吉樹 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (70254711)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | WTC / 第2言語習得 / スピーキング / コミュニケーションタスク / 第2言語習得 / 第2言語習得者 / 動機 / タスク / 外国語学習 |
研究成果の概要 |
因子分析の結果,タスクをする際のWTCは,パフォーマンスへの志向をより包括したものへと変容し,その傾向は,意思決定型タスクよりもジグソータスクが高い値を示した。タスクの種類とL2使用に関しては,意思決定タスクの方が複雑さにおいて有意に高い結果が得られた。 しかしながら,タスクをしている際の WTCは,ジグソータスクが有意に高い結果となっている。そのため,タスクによってWTCが高くなったからといって,それが第2言語使用の向上には結びついていない結果となった。さらに,予想に反して,事前に測った場合は,意思決定タスクのWTCが高く,第2言語使用の向上を予測する結果となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タスクを用いる英語授業が推奨されているが,WTCや言語使用との関係を探る研究は少ない。これまでのWTC研究は,場に依存しない心理特性などの側面から行われ,場に依存する,とりわけ,タスクによって変化する,WTCに関しては,今まであまり顧みられることがなかった。本研究では,その存在を確認できたこと,そのツールとしてのアンケート紙を開発したことが,特筆すべきこととして挙げられる。残念ながら,タスクによるWTCの変化がL2使用に与える影響を示す結果は得られなかった。今後は,参加者の人数を増やすこと,タスクをする前とタスクをしている時のWTCの変化を質的に調べる必要があることが判明した。
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