研究課題/領域番号 |
16K02916
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
奥村 圭子 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (10377608)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 異文化適応 / 異文化間コミュニケーション / 認知構造 / 認識の変容 / 交換留学 / 受入れ / 留学の意義 / 短期交換留学 / 受入れ学生 / ケース・スタディ / 質的研究 / PAC分析 / 異文化感受性 / 文化受容 / 交換留学生 / 受入れ・派遣 / 異文化体験の深化 / 派遣 / PAC分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、短期交換留学生の中でも受入れ学生に対象を絞り、ケース・スタディを通して、調査協力者それぞれの異文化の学び、異文化適応の過程、ストレスへの対応、アイデンティティの確認、人間関係の形成、自己成長、そして言語習得について縦断的に考察した。調査協力者のホスト文化への理解は、表層的な知覚や気づきに留まっている場合と、価値観、態度、行動を左右し変化させる認識に及んでいる場合では大きな学びの差があること、また同時にその「文化」も顕在的な表層的レベルから潜在的な深層レベルのものまでと多岐に亘っていること、そしてその変容が重層的で多面的に絡み合っていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果から、異文化適応を円滑に行う交換留学生の特徴がいくつか把握できたことにより、有意義な交換生派遣と受け入れの促進につながる留学前ガイダンスと異文化トレーニングのプログラムの作成に活かし、発信する。また、日本留学期間中の縦断的な認識の変容の考察は、学生が日本へ交換留学を通して、新しい価値観に出合い自己成長を遂げたり、人生観や価値観を変える出来事に遭遇する過程を辿ることで、流動的なグローバル社会において日本の大学が提供し得る教育機会を再度考え、かつ彼らが日本の大学・地域社会にもたらし得るインパクトと発展への契機を示唆することができる。
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