研究課題/領域番号 |
16K02925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
水野 かほる 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (90262922)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 法廷通訳 / 言語等価 / 法的等価 / 司法通訳 / 通訳の正確さ / 司法通訳翻訳者 / 通訳における正確性 / 通訳における等価性 / 訳しやすさ・訳しにくさ / 通訳の正確性 |
研究成果の概要 |
法廷通訳において、実際の関係者の認識を明らかにし今後の法廷通訳運用に役立てることを目的とした。欧州の司法通訳翻訳の認識及び制度の実態を知るため、2018年に欧州司法通訳翻訳者協会(European Legal Interpreters and Translators Association)の年次大会に出席し、またオランダとブルガリアの司法通訳人にインタビュー調査を行った。法廷通訳人と法律家は実際にどのように法廷で発話し法廷通訳とはどのようであるべきだと考えているかを知るために、法廷通訳経験者と弁護人に対する調査を実施し通訳人と弁護人との間に通訳行為そのものに対する認識の相違を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
司法通訳者及び弁護士に対する法廷における発言や通訳の実態について、また通訳に対する認識の調査から、以下のような結果が得られた。(1)司法通訳人は、捜査段階と法廷での通訳とで求められる通訳の在り方にギャップを感じている。(2)通訳人を使う側の法曹三者の話し方は、通訳人から見て分かりにくく訳しにくいと感じられ、通訳への理解が不十分であるとみなされている。これらの状況は以前から知られているが未だ改善されておらず、今後の司法通訳を考える上で重要な意味を持つものである。
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