研究課題/領域番号 |
16K02926
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
糸魚川 美樹 愛知県立大学, 外国語学部, 准教授 (10405152)
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研究分担者 |
塚原 信行 京都大学, 国際高等教育院, 准教授 (20405153)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 多言語化 / 医療通訳 / 外国語教育 / 社会言語学 / 異文化メディエーション / イタリア / 移民 / コミュニティ通訳 / スペイン語 / ボランティア / 言語景観 / 情報保障 / 通訳 / 多言語 / スペイン |
研究成果の概要 |
外国籍住民と訪日外国人の増加により、地域社会における情報の多言語化の必要性は認知されているようである。ただし、多言語化の理念や目的が共有されておらず、観光客をはじめとする訪日外国人のための多言語化が政策的に優先されている。それは医療通訳をめぐる動きに明確に現れている。 移民に対して異文化メディエーション実践を発展させた南欧でも同様の現象が確認できる。財源の確保が難しく結果として職業としての確立を困難にしている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域社会の多言語化の必要性はある程度認識されているが、その理念や目的が共有されておらず、多言語化がやみくもにおこなわれている状況が続いている。この数年、医療通訳への政策的な理解がすすみつつあるが、「医療通訳とはなにか」という問いに対し、その役割や業務、患者にとって権利なのか、サービスなのかなどが議論されてこなかった。各自治体で多様なあり方が存在する。地域にあった事業の展開という点で肯定的に理解することも可能であるが、医療通訳の職業化がすすめにくい原因の一つとなっており、後進の育成を困難にする可能性がある。
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