研究課題/領域番号 |
16K02935
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
栗原 文子 中央大学, 商学部, 教授 (60318920)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 相互文化的能力 / 異文化間能力 / 英語教育 / 異文化理解 / ディスクリプタ(能力記述文) / グローバル市民育成 / 相互文化能力 / 相互文化ディスクリプタ / アンケート調査 / ガイドライン / J-POSTL / グローバル市民性 / 高校の実践例 / 異文化学習ガイドライン / 実践の振り返り / 小学校英語 / 異文化間学習ガイドライン / FREPA / CLIL / 異文化間能力育成 / 言語教育 / 異文化間教育 / ガイドライン策定 |
研究成果の概要 |
相互文化的能力(IC)を「態度」「知識」「技能」の3領域に分け、『言語教育実習生ためのヨーロッパ・ポートフォリオ』や『言語・文化の多元的アプローチのための参照枠』参照しながら、ICの構成要素を示した能力記述文(ディスクリプタ)の日本の文脈における有効性について検証した。高校教師による授業や特別活動の振り返りや、30のディスクリプタから構成されたアンケート調査を通して、ディスクリプタが生徒の育成するべき能力を可視化することに役立つことがわかったが、教室実践と結びつきにくい傾向のあるディスクリプタもあった。アンケート結果をもとに、ディスクリプタと実践例を結び付けたガイドラインの作成を目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
相互文化的能力(IC)を可視化し体系的に育成する上で、ICに関連するディスクリプタの活用の有効性が確認できた。日本の英語教育においては、異文化に興味を持ち、知識を獲得することは奨励されているが、学習者が自文化を含めた文化と言語の関係をクリティカルに考察したり、文化の異なる対話者と効果的にインタラクションを継続するための知識や技能の育成は体系的に行われていない。多文化化が進む日本社会において、生徒の相互文化的能力の育成は喫緊の課題であり、英語学習を通して、生徒の相互文化的能力の向上が効果的に行われれば、日本国における他者とのコミュニケーションにおいても大いに役立つと考えられる。
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