研究課題/領域番号 |
16K02946
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
森下 美和 神戸学院大学, グローバル・コミュニケーション学部, 准教授 (90512286)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 統語的プライミング / インタラクション / wh疑問文 / 情報交換タスク / 第二言語習得理論 |
研究成果の概要 |
本研究では,英語によるコミュニケーションにおいて,プライミング効果がいかに生じ促進されるか,プライミング効果を英語学習にどのように活用できるかについて調査・分析を行った。日本人英語学習者と英語母語話者間の自然な対話では,統語的プライミングを引き出し,潜在的な文法学習につなげることは難しいことが分かった。次に,情報交換タスクを使用し,教室内での大学生同士の対話における統語的プライミングについて調査したところ,同レベルの学習者同士のインタラクションであっても,統語的プライミング実験の手法でモデルを提示しながら意味のあるやりとりを行うことで,ある程度の学習効果を得られる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語教育の現場で広く採用されつつあるコミュニケーション活動には,インプットを与えてアウトプットを引き出すプライミング効果を利用した学習が期待され,この点を教室での調査で明らかにすることが求められている。本研究では,教室でのコミュニケーション活動の中に統語的プライミングの要素を取り入れることにより,迅速且つ正確な言語産出を可能にする学習・指導法を提案し,後続の研究にも重要な役割を果たす土台を築くことができた。本研究の成果については,国内外の関連学会の大会・研究会や学術誌などで複数発表し,広く情報発信を行った。
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