研究課題/領域番号 |
16K02957
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
足立 祐子 新潟大学, 教育・学生支援機構, 准教授 (00313552)
|
研究分担者 |
松岡 洋子 岩手大学, 教育推進機構, 教授 (60344628)
|
研究協力者 |
ウエーバー アーニャ・C
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 移民的背景を持つ人々対象の日本語教育 / 入門期の日本語教育 / 日本語教師教育 / 日本語教師研修 / 日本語教師現職者研修 / 日本語教育実習 / 実践的教授能力 / インターアクション技術 / 移民的背景を持つ日本語学習者 / 教師研修の内容 / 教師研修の評価 / 指導技術 / 教師養成 / 移民教育 / 授業実践力 / 共通フレームワーク |
研究成果の概要 |
本研究では、外国人労働者等の入門初期段階の日本語教育を担う人材育成について、実践経験のあるドイツの教師研修と比較し、教師研修の内容と方法を検討した。ドイツと日本は、外国人受け入れ状況が似ているため今後の日本語教育の参考になる。しかしドイツでも移民対象の教師養成は難しいという。教師養成が難しい理由の一つに移民対象入門クラスの特殊性がある。学習者には学習に不慣れな人、仕事などの忙しさで学習意欲を持てない人等がいるため、学習意欲を引き出せる教師が求められる。そして、学習成果が自己実現に結びつくことを学習者自身が実感し、意欲を高めるよう支援できる教師の育成は、今後の日本語教師研修の中心的な課題である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では就労を目的とする外国人の増加が予想される。日本社会で異文化的背景を持つ人々と柔軟なコミュニケーションが求められる。コミュニケーション手段は日本語だけではない。しかしコミュニケーションの一つの方法として日本語教育の充実がある。今までの日本語教育は、留学生など日本語を学ぶことが目的の一つである人々を教えてきた。多様な移民的背景を持つ人々を教えた経験はほとんどない。そのため新しい日本語教育人材が必要である。日本語の学習成果が社会における自己実現に結びつくことを学習者自身が実感し、意欲を高めるよう支援できる教師教育研究は、日本のコミュニティ作りに欠かせないものである。
|