研究課題/領域番号 |
16K02969
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 会津大学 |
研究代表者 |
金子 恵美子 会津大学, コンピュータ理工学部, 教授 (30533624)
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研究分担者 |
平井 愛 神戸学院大学, 共通教育センター, 教授 (10554339)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | スピーキングテスト / 絵プロンプト / パラレルプロンプト / L2発話 / インタビュー型テスト / IRT / L2 speaking / Speaking test / Test prompts / Picture prompts / 発話を引き出すための絵プロンプト / L2スピーキング / スピーキング評価 / 多相ラッシュ分析 / タスク難易度 / パラレルタスク / ラッシュ分析 / 平行タスク / picture sequence / narrative / 言語学 / 英語 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究では、英語学習者から発話を引き出すための絵プロンプト(6コマ漫画)7セットを作成した。各セットは同じ物語展開と難易度のパラレルプロンプト2枚から成り、難易度は、伏線となる物語の存在、ひねり(予想外の展開)の存在の二要素で調整した。作成した絵プロンプトにより引き出された発話を評価官2名が内容と理解しやすさ(comprehensibility)の2観点から評価し、その結果を項目応答理論を使用して分析したところ、重なりはあるものの、ほぼ想定通りの難易度に分布した。本研究により、客観的な難易度指標を絵プロンプトに振ることが可能であり、またその難易度は意識的に操作できることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インタビュー形式のスピーキングテストでは、引き出す発話の質が試験官の技術に大きく左右されるが、絵プロンプトを使用することで、指導者が難しいインタビュースキルを身に着ける負担が軽減される。本研究で開発したパラレルプロンプトは、言語カリキュラムやプログラムの効果測定のため、事前事後のスピーキングテストとして活用できる。また、難易度の違うプロンプトは、口頭運用能力に合わせて使用することで、インタビュースキルがなくても、効果的に学習者から発話を引き出すことが可能となる。絵プロンプトで引き出せる発話は、スピーキングの一側面でしかないが、手軽な簡易版スピーキングテストとしては十分利用可能であろう。
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