研究課題/領域番号 |
16K02972
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
中山 夏恵 文教大学, 教育学部, 准教授 (50406287)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 異文化間能力 / 小学校外国語教育 / 教材分析 / 活動例 / 『言語教師のポートフォリオ(J-POSTL)』 / 『言語と文化の複元的アプローチ参照枠)』 / 児童の発達段階 / 活動事例 / ことばと文化の複元的アプローチ参照枠 / 小学校英語指導者のポートフォリオ / 異文化間教育 / 小学校外国語 / 教材 / 言語教師のポートフォリオ / 小学校英語 / J-POSTL / 小中学校英語授業 / 文化指導事例集 / J-POSTL(『言語教師のポートフォリオ』) |
研究成果の概要 |
本研究は①小学校外国語教育における異文化間能力(IC)育成を意図した指導の実態把握②児童の発達段階に応じて扱いやすいIC要素の特定③活動事例集の開発を通じたIC指導の普及・推進を目指した。 結果、移行期用教材においては「文化の働き」「文化への興味」「文化の多様性」等のIC要素が繰り返し観察された。内、「文化への興味」と「多様性」については、質問紙調査の結果、小学校全体を通して育成すべき項目とされた。一方、扱いが困難なものとして、教材分析や聴聞会の結果から「文化が与える影響」「文化の関連付け」等が挙がった。しかし、育成が困難とされた要素であっても活動を通じて促される場合があることが観察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
21世紀市民に求められる能力の一部としても注目される異文化間能力(IC)の育成について、日本の小学校外国語教育の文脈において検討した。小学校段階において扱うことが妥当なIC要素、扱うことが困難なIC要素について、補助教材の分析や、英語指導者対象の聴聞会・質問紙調査など複数の調査を通じて分析した。また、IC要素を育む活動例を研究会やWSを通じ、指導者の先生方と作成・実践することで、より文脈に即した実践例を提案することが可能となった。更に、作成された活動例を分析することで、扱うことが困難とされるIC要素の育成法について示唆を得ることができた。
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