研究課題/領域番号 |
16K02995
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
黛 秋津 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00451980)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 黒海 / オスマン帝国 / ロシア / 地域研究 / 近世史 / 国際関係史 / 史学 |
研究成果の概要 |
本研究は、オスマン帝国による黒海支配の特徴を、クリム・ハーン国やワラキア・モルドヴァなどの黒海周辺の付庸国を通じた支配であると見なし、それらの付庸国に関する宗主=付庸関係に注目した。付庸国の支配者の承認と、それをめぐるロシアとオスマン帝国の対立などの問題などに注目しつつ、1774年以降ロシアやハプスブルク帝国による黒海地域の進出により生じた同地域社会の変容の一側面を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代の黒海国際関係の出発点と考えられる18世紀後半の黒海地域の国際関係と同地域社会の変容を、オスマン政府による付庸国支配の変化という、従来の研究では見られなかった視点から考察した点が学術的意義と考えられる。そしてこの研究成果を、一般向けの雑誌への寄稿や市民講座などを通じて、研究者のみならず社会一般に伝え、日本ではあまり知られていない黒海地域研究の存在を広く知らしめる試みを行った点が社会的意義と考えられる。
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