研究課題/領域番号 |
16K02996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
Chard Robert 東京大学, 東洋文化研究所, 客員教授 (30571492)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Confucianism / Ritual |
研究成果の概要 |
本研究は、18世紀日本における儒教儀礼の急速かつ広範な普及の考究を通して、幕府・諸藩政権が社会秩序を強固なものとするため、忠・孝をはじめとする徳目を民衆に内面化させる効果をねらって儒教儀礼を利用したプロセスを明らかにするものである。本研究では、為政者に忠誠を尽くす民衆を生み出すことにより秩序維持を達成しようとする諸藩の統治戦略という大きなコンテキストにおける文化伝達と道徳転換の媒介者として藩校を分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、従来、思想史の立場から研究されてきた18世紀日本の儒教を、文化史の方法によって考究したことにある。本研究では、18世紀日本における儒教儀礼の導入を、中国文化の日本文化への影響という伝達パターンとしてではなく、トランスカルチュレーションの過程として解明した。本研究の社会的意義は、近世日本儒教の研究を通して、日本文化の形成、とりわけ日本的道徳の形成についての認識を更に深めたことにある。
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