研究課題/領域番号 |
16K03008
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 東北学院大学 (2017-2018) 東北大学 (2016) |
研究代表者 |
永田 英明 東北学院大学, 文学部, 教授 (20292188)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 山道 / 海道 / 交流 / 駅路 / 城柵 / 水運 / 海道蝦夷 / 交易 / 山道蝦夷 / 雄勝城 / 伊治城 / 古代史 / 東北史 / 地域間交通 |
研究成果の概要 |
古代東北地域における個々の地域間での人々の交通のあり方や、それを支える交通路そのもののあり方に着目して、古代東北における地域間関係の特色を明らかにした。具体的には、伊治城や雄勝城などの城柵、河川や駅路などの交通路を介した各地域間の交通・交流の実態を明らかにするとともに、それらによってまとめられた「奥羽」という地域の枠組が持つ政治的特色など論じ、これらをつうじて地域史の視点から東北古代史を捉え直すことを試みた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
古代国家の支配領域の北進という観点から捉えられがちである古代東北地域・社会の構造を地域間地域間交通という観点から多角的に捉えるとともに、激しい歴史的変化をともなう東北古代史の展開を地域間交通のあり方という視点で捉え直し、残された文献史料の背後にある地域間関係のありかたを浮き彫りにした。広大な領域をもつ陸奥出羽両国の地域性に着目し、その相互関係を明らかにして、地域間を結ぶ「交通」への着目が東北古代史研究においても有効な視点であることを明示することができた。
|