研究課題/領域番号 |
16K03020
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
関 周一 宮崎大学, 教育学部, 教授 (30725940)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 異国使節 / 外交 / 足利将軍の兵庫下向 / 異国使節の行列 / 異国使節の引見 / 異国使節の宿所 / 異国使節の遊覧 / 室町幕府 / 宋朝僧捧返牒記 / 公方の兵庫下向 / 北山第 / 室町殿 / 中世史 / 大内氏 / 山口 / 赤崎浦 / 赤間関 / 博多 / 志布志 / 琉球 / 東寺百合文書 / 相国寺 / 明 / 朝鮮王朝 / 対馬 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、中世日本の異国使節に関する基礎的な事実を明らかにすることである。異国使節に関する史料を収集して分析し、室町幕府や大名が、異国使節についてどのように対応したのを明らかにした。例えば、足利将軍の兵庫下向や異国使節との接見、異国使節の行列などを考察した。また民衆は、異国使節の行列に対して強い興味を示したことを指摘した。結論として、室町幕府や大名が、異国使節の接待を利用して、自身の権威を上昇しようとしたことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近世日本の朝鮮通信使は広く知られているが、それを上回る頻度で、異国使節が中世日本を訪れていたことは、一般にはほとんど知られていない。本研究は、中世日本の異国使節に関する基礎的事実を明らかにし、彼らを受容することは、公権力にとって、その権威を荘厳する役割があったことを示した。中世の日本や国際交流に対する理解の一部を変更するものであると同時に、現代や未来の国際交流を考えるための指標となり得る。
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