研究課題/領域番号 |
16K03029
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 京都先端科学大学 |
研究代表者 |
鍛治 宏介 京都先端科学大学, 人文学部, 准教授 (50512745)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 大日本史編纂記録 / 水戸藩 / 書状写 / 那須国造碑 / 徳川光圀 / 佐々宗淳 / 上・下侍塚古墳 / モニュメント / 湯津上村 / 史書編纂 / 翻刻 / くずし字 / 京都 / 京都藩邸 / 小野沢長貞 / 佐藤久兵衛・彦四郎 / 大串元善 / 井上玄桐 / 遣迎院応空 / 日本史 / 彰考館 |
研究成果の概要 |
本研究では、江戸時代の水戸藩の記録「大日本史編纂記録」全248冊の翻刻作業を進めた。「大日本史編纂記録」は、「大日本史」などの編纂に従事した史館総裁たちが交わした書状などが納められた記録である。今回の研究により、「大日本史編纂記録」のうち「書状写」の大半にあたる46冊分(186、194~204、210~237、242~247冊)の翻刻作業を進めることができたが、その公開にまでは至らなかった。 また水戸藩による史料収集活動の実態解明のために、水戸藩が17世紀末に行った「那須国造碑」の整備と、上・下侍塚古墳の発掘という事業に着目して、その文化財保護活動が地域社会に与えた影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水戸藩は「大日本史」編纂のための史料収集を行うにあたって、京都の公家所蔵の古記録を中心に、東大寺や高野山を始め、各地の史料を写本の形で収集した。彰考館所蔵史料のなかには、原文書が失われたものも多く、古代史研究や文学研究でも活用されることが多い。「大日本史編纂記録」には、それらの史料の収集過程が克明に記されており、近世史研究のみならず、さまざまな時代、分野の研究を進展させることになる。
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