研究課題/領域番号 |
16K03030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
笹部 昌利 京都産業大学, 文化学部, 准教授 (20399059)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 大名家 / 丹波亀山藩 / 松平家 / 地域社会 / 大名家文書 / 幕末政治史 / 藩政資料 / 日本近世 / 旧大名家文書 / 幕末政治 / 京都守護 / 日本史 / 藩政史 / 地域社会論 / 政治制度 |
研究成果の概要 |
日本近世において丹波国亀山(現、京都府亀岡市)を領有した松平家(形原松平家)に関係する文書についての調査をおこない、領主権力の政治制度や支配構造について問い直すとともに、それが日本近代の地域社会にどのように推移したのか、旧大名家と地域社会の相互補完的な関係を明らかにすることを目的とするものである。さらに、亀山藩松平家に考察対象を特定せず、徳川譜代に類する同系統の大名家関係文書についても対象化し、大名家間の政治的連関性、組織的共通性について考察しうる史料の調査、研究をとりおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで非公開であったため、歴史学研究に活用されてこなかった大名家、亀山藩松平家に関する史料を調査、考察する最初の試みである。近年、大名家関係文書の調査研究が、研究者単独でなされる例が多く見受けられるが、研究グループによって調査を遂行し、議論を重ねてなされた事例は、国文学研究資料館による松代藩真田家に関するアーカイブズ研究を軸とする成果、岡山藩政史研究会の史料調査と論文集刊行などに留まり、さらに亀山藩松平家という対象が、戦後より研究蓄積がなされた西南雄藩の研究からは見えにくかった政治秩序、地域支配の構造が比較的分析しやすいという点も重要である。
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