研究課題/領域番号 |
16K03034
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 新潟県立歴史博物館 |
研究代表者 |
渡部 浩二 新潟県立歴史博物館, その他部局等, 研究員 (20373475)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 佐渡金銀山 / 鉱山技術書 / 佐渡金銀山絵巻 / 坑道掘削 / 間切 / 採鉱 / 荷分け / 坑道 / 製錬技術 / 小判製造 / 採鉱技術 / 間切改め |
研究成果の概要 |
全国に散在する佐渡金銀山技術書群の全体像と個々の技術書の位置付けを検討した。結果、佐渡金銀山技術書は、佐渡金銀山絵巻同様、18世紀前中期頃から19世紀中後期頃まで100年以上にわたって、その時々の経営や技術の変化を反映させ、部分的に改訂されながら制作されていることが明らかとなった。そして、絵巻だけでは理解できなかったことが、技術書を利用することで絵解きが可能となる部分が多くみられることが確認され、両者の複合利用によって佐渡金銀山の経営・技術とその変遷が、よりビジュアルかつ詳細に解明できることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで明確でなかった佐渡金銀山技術書群の全体像と個々の技術書の位置付けの一端が明らかになった。そして、佐渡金銀山技術書と佐渡金銀山絵巻の複合利用によって、複雑難解な佐渡金銀山の経営・技術とその変遷を、よりビジュアルかつ詳細に解明できることになった。このようなわかりやすい絵解きの実現は、佐渡金銀山の歴史や歴史史料に対する社会的関心を高めることにも寄与することができる。
|