研究課題/領域番号 |
16K03036
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
高村 竜平 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (30425128)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 地域史 / 鉱山 / 在日朝鮮人 |
研究成果の概要 |
本研究では大規模な鉱山が近現代地域史の中心を担ってきた秋田県とくに北部の地域史の中に在日朝鮮人の生活史を位置づけることを試みた。地域史に関する共著書の一部に収集資料を活用することができたが、在日朝鮮人の生活史については発表に至らなかった。その理由は、当初は在日朝鮮人にたいするインタビュー調査を中心にする予定であったが、それが予想以上に困難であったことである。 ただし調査途中に文献資料が発見されたため、終戦直後の密造酒生産とその取り締まりに関する文献調査に調査方針を切り替え、収集資料を整理するともにその一部を歴史教育にかかわる地域住民を中心とした集まりにおいて発表することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的な意義としては、当該地域の戦後史の中心である鉱山業の動向を明らかにし、それを他地域との比較することができたところにある。在日朝鮮人の生活史については、学術研究として発表する準備段階にあるが、当該地域の住民とくに歴史教育にかかわる団体に収集した資料の整理結果を一部ではあるが還元し、地域史調査の主体となる人々に提供することができた点を社会的意義として挙げることができる。
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