研究課題/領域番号 |
16K03041
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 近畿大学 (2018-2019) 岐阜大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
人見 佐知子 近畿大学, 文芸学部, 准教授 (00457029)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 性買売 / 娼妓 / 芸妓 / 外国人妾 / 遊廓 / 芸娼妓解放令 / ジェンダー / 芸娼妓紹介業 / 遊女 / 福原遊廓 / 性売買 / 遊客 |
研究成果の概要 |
本研究は、前研究課題「近世・近代移行期における公娼制度の社会史的研究」の成果を引き継ぎ、明治5年(1972)の「芸娼妓解放令」を契機とする近代公娼制度の再編過程について、「芸娼妓解放令」にたいする遊廓社会の対応にくわえ、娼妓・芸妓の経験という観点から、娼妓・芸妓にとっての近代公娼制度の歴史的意味を明らかにすることをめざした。 その結果、娼妓・芸妓の性と生の内実に迫りうる一次史料が新たに発見され、それをもとに娼妓・芸妓の経験からみた近代公娼制度の歴史的特質について分析を深めた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、近代公娼制度の歴史的意味を、娼妓・芸妓自身が残した史料が極めて少なく、娼妓・芸妓の経験の内実を伝える史料もほとんどないなかで、遊廓のなかで生きた娼妓・芸妓の経験から明らかにしようとした点にある。近代公娼制度の実態を歴史的に解明することは、現在もつづく性買売をめぐるさまざまな社会問題や人権問題を検討するうえで、重要な社会的意義をもつ。
|