今後の研究の推進方策 |
平成 28 年度と同様,第一に,オーストラリアに於ける戦後日本史の研究業績を 蒐集し,内容を読み解いた上で特徴をまとめる。昨年度からの予備調査と 2012 年度から 2014 年度の調査によって,基本的な著作の蒐集は終わっている予定であり,雑誌論文や博士論文の類 に集中して蒐集し,100%の達成率を目標としたい。第二に,オーストラリア国立図書館(National Library of Australia),オーストラリア国立公文書館(National Archive of Australia),オー ストラリア戦争資料館(Australian War Memorial)など所蔵する日記・書簡類の調査を行う。 これも予備調査の段階と 2012 年度から 2014 年度の調査で蒐集しているがオーストラリア の現地調査を完遂し,100%の達成率を目標としたい。第三に,広島県内の様々な図書館や資料館 の調査,国立国会図書館の調査などの国内での調査を引き続いて行う。GHQ 関係資料は,平成 28 年度の調査で主要な資料の調査と蒐集に目途をたてたいが、まだかなり不十分な部分があると考 えられるのでその作業を進め,80%の達成率を目標としたい。
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