研究課題/領域番号 |
16K03050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東京工業大学 (2017-2020) 長崎大学 (2016) |
研究代表者 |
福留 真紀 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (60549517)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 徳川幕府 / 徳川将軍 / 幕府官僚 / 将軍側近 / 柳沢吉保 / 酒井雅楽頭家 / 水野忠友 / 水野忠成 / 日本近世史 / 松平信明 / 福山藩主水野家 / 松平定信 / 田沼意次 / 日本史 |
研究成果の概要 |
本研究は、徳川幕府の政治権力の本質を、将軍側近と幕府官僚の関わりから分析したものである。江戸時代後期の側近、特に10代将軍家治政権期に将軍側近と老中を兼任した水野忠友、11代家斉政権期の水野忠成に注目し、その実態を多角的に明らかにした。また、これまで行ってきた前・中期の分析を深め、その成果と統合することにより、江戸時代全体を通して将軍側近と幕府官僚の関係からみた政治権力・政治構造を総括することを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
江戸時代後期の代表的側近で、幕府官僚である老中も兼ねた水野忠友・忠成には、本人や身近な家臣の書いたものを含む一次史料が数多く存在する。本研究では、これらを組み合わせ、政治構造の基盤であるそれぞれの人間像や人間関係から、当時の政治世界を多角的に分析し、政治権力の本質に迫った。加えて、前・中期の研究と統合することで、江戸時代全体を「将軍側近」という切り口で見通すことになり、幕府政治史の体系的理解に繋がった。このアプローチは、社会史・文化史・都市史など、あらゆる角度からの江戸時代分析と組み合わせることにより「江戸時代をどのようにとらえるか」という大きなテーマに対する、答えを導き出すことにも繋がる。
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