研究課題/領域番号 |
16K03083
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
坂尻 彰宏 大阪大学, 全学教育推進機構, 准教授 (30512933)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 敦煌石窟 / 供養人像 / 銘文 / 楡林窟 / 莫高窟 / 現地調査 / 調査指標 / 信仰形態 / 社会秩序 / オアシス地域史 |
研究成果の概要 |
本研究では、敦煌石窟に描かれた供養人像を分析するための指標を作成し、それに基づいて供養人像の記録を分析し、供養人像を史料として用いる歴史研究の方法を提示した。従来の歴史研究、服飾史研究、美術史研究等の諸分野において供養人像を史料として扱う手法は、未だに確立されておらず、本研究の提示した研究成果ならびに研究方法は、これまでにない新規性を持ち、今後の学術研究に大いに裨益するものとなった。なお、ここで言う敦煌石窟とは中国・甘粛省の敦煌市周辺に位置する莫高窟・楡林窟等の石窟寺院の総称である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敦煌石窟の造営に関わった供養人(供養者、寄進者)の像については、これまで本格的な調査研究がほとんど行われて来なかったが、本研究では現地で実際に供養人像を観察し、詳細な記録を取り、それを分析するための詳しい指標を作成し、供養人像を史料として用いる方法を提示した。本研究で収集・整理・発表した供養人像の情報は、これまで欧米や現地の機関・研究者の研究報告にも無いユニークな情報であり、国内外の学会の学術研究に大いに裨益するものである。
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