研究課題/領域番号 |
16K03092
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 国際教養大学 |
研究代表者 |
ガンバ ガナ 国際教養大学, 国際教養学部, 助教 (90624825)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 内モンゴル / 中ソ蒙関係 / 戦後 / 徳王 / モンゴル / 自治運動 / ドゴルスレン / 日本外交 / 民族解放運動 / ノモンハン事件 / 内モンゴル問題 |
研究成果の概要 |
本研究では、戦後の内モンゴル問題をめぐる国際情勢が、中ソ蒙関係を中心に、いかに展開されていたかという問題を取り扱った。方法論として、当時内モンゴル自治運動の指導者徳王が、招聘されてモンゴル国に渡ったものの、結局中国に送還されたこと、戦後多くの内モンゴル人が南北モンゴルの統一の夢を抱きながら、モンゴル国に渡ったものの、結果的に「国家」と「民族」の挟間に運命を翻弄されることとなったこと等、具体的な事例に焦点をあてながら検討を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果として、多くの学会発表を実施した以外、『20世紀前半とモンゴル人』『内モンゴルと当時の国際情勢』という二冊の本を出版した。それによって、第一に、中ソ蒙の間で内モンゴ問題がいかに取り扱われていたかという問題を明白にした。第二には、戦後モンゴル国に渡った多くの内モンゴル人が、その後、どのような運命を辿ったかという問題を検討することに通じて、中ソのモンゴル政策の一面を解明した。いずれも、今まで取り扱われていない問題なので、その学術的意義と社会的意義がとても大きい。
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