研究課題/領域番号 |
16K03099
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
|
研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
中田 裕子 龍谷大学, 農学部, 講師 (70598987)
|
研究分担者 |
村岡 倫 龍谷大学, 文学部, 教授 (30288633)
|
研究協力者 |
オチル A
李 錦繍
王 達来
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 遊牧民 / 高車 / 柔然 / モンゴル / 交易路 / 東洋史 / ハルザン=シレグ遺跡 / 農耕地 / ハルザンシレグ遺跡 / ハルザン=シレグ土城 |
研究成果の概要 |
本研究の発掘調査において、8世紀時代の陶器片などが多数発見され、モンゴル以前よりこの地に聚落があったことが明らかとなった。 また、 2016年9月の調査では、モンゴル帝国時代に作られた等身大の仏像の一部と思われる足と手が発見され、C14年代測定による分析結果から13世紀後半に作成されたものであることが判明した。当時のモンゴルでは仏教が信仰されていなかったことから、この仏像は、現地に居住していた漢人のためのものであったと考えられ、モンゴルは漢人たちの信仰を尊重したということが証明された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歴史学者や考古学者など分野の違う研究者が連携して研究することにより、これまで知られていなかった遊牧民の農耕、交易の実像を明らかにすることができた。また、本研究課題において、モンゴル高原における遊牧民の活動の歴史的意義を正しく評価することができ、日本の高い文献研究の能力と成果をモンゴル現地の研究者との協力によってさらなる高い研究成果につなげて行くことができた。また、モンゴル国・中国との共同研究により、国際的な視野に立った研究を行うことができた。
|