研究課題/領域番号 |
16K03102
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 公益財団法人東洋文庫 |
研究代表者 |
原山 隆広 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (40513544)
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研究分担者 |
三浦 徹 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (00199952)
佐藤 健太郎 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (80434372)
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研究協力者 |
吉村 武典
亀谷 学
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヴェラム(皮紙)文書 / 契約文書 / 都市環境 / イスラーム法廷 / 家産管理 / 木片文書 |
研究成果の概要 |
(公財)東洋文庫が所蔵する皮紙契約文書(ヴェラム文書)という資料について、モロッコおよびチュニジアにて現地調査を実施した。動物の皮からできた紙(皮紙)を素材として用いる点と、土地や物件等の売買契約とそれに関連する事項を一枚の文書にまとめて書き継いでいくという形態・機能面に注目して調査した結果、これらの特徴を示す類似の文書資料群の存在が確認された。また、現地モロッコにて国際研究シンポジウムを開催しアラビア語で報告するなど、研究成果の海外発信にもつとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果は、従来看過されてきた皮紙契約文書(ヴェラム文書)について注目して現地調査を実施し、その所蔵状況や形態・機能的特徴などについて比較検討した点に学術的な意義がある。これによって東洋文庫ヴェラム文書の相対的評価が可能になるほか、同文書を通じた当時の社会経済状況や法慣行・法廷システムの実態解明にも繋がる。また、その成果を他のイスラーム地域やヨーロッパ・東アジア等の事例と比較することで、さらなる研究の進展も期待できる。
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