研究課題/領域番号 |
16K03119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
竹本 真希子 広島市立大学, 付置研究所, 講師 (50398715)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ドイツ / 平和主義 / 平和運動 / ジャーナリズム / 20世紀 / 西洋史 / 知識人 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、20世紀のジャーナリズムからドイツの平和主義と平和運動の特徴について明らかにすることを目指したものである。とくに第一次・第二次世界大戦の戦間期にあたるヴァイマル共和国期の知識人のフォーラムであった新聞『ベルリーナー・ターゲブラット(ベルリン日刊新聞)』および週刊誌『ターゲ・ブーフ(日記)』『ヴェルトビューネ(世界舞台)』を史料として取り上げ、そのテキスト分析を中心に、当時の平和に関する世論や外交問題に関する議論のあり方について考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平和主義や平和運動の歴史は、これまで歴史研究のなかで多く扱われてこなかった分野である。しかし歴史学の一分野としてのみならず、近年の「平和主義」概念の変容や、戦争・暴力および平和の議論の多様化、あるいは平和研究の発展のなかで、「平和」に対する歴史的な視点は重要となっている。本研究課題は、こうした従来の研究の穴を埋めるほか、ドイツのヴァイマル共和国期という危機の時代の平和に関する議論を取り上げつつ、20世紀を通した平和運動および平和主義の歴史を振り返ることで、平和に関する議論の大きな流れをとらえることを可能とする。
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