研究課題/領域番号 |
16K03142
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
深沢 克己 京都産業大学, 文化学部, 教授 (60199156)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | フリーメイソン / 秘教思想 / 社交結社 / 神秘主義 / 宗教的寛容 / 社会文化史 / 社交団体 / 宗派化 / 職人組合 / 西洋史 / 思想史 / 国際ネットワーク |
研究成果の概要 |
フランスを観測地点とする啓蒙期ヨーロッパ思想・文化の国際交流を、当時の新しい社交組織として急速な発展をとげたフリーメイソン団の活動を中心に研究した。そのためにフランス各地とアイルランドで調査旅行をおこない、現地の文書館・図書館・博物館を訪問して史料を探索し、また体系的に文献を収集して、それらの参照・分析・考察の成果を、日本語・英語・フランス語で公表して、国際的研究水準の向上に努めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国では、フリーメイソン史研究は未踏の分野であり、この分野で豊富な蓄積のある欧米学界との落差は大きい。本研究の学術的・社会的意義は、この落差を埋め、秘密友愛団に関する正確な認識を日本の歴史学界に浸透させると同時に、現代欧米社会におけるその存在理由を、一般市民にも理解可能にすることにある。この目的を達成するために、欧米文献のたんなる紹介・翻訳ではなく、みずから史料を探索・収集・分析する独創的研究を遂行し、それにより国際学界との対話を試みた点に、本研究に固有の意義と貢献がある。
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