研究課題/領域番号 |
16K03152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松田 陽 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00771867)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | パブリックアーケオロジー / 文化遺産研究 / 埋蔵文化財 / 文化資源 / 考古学 / 発掘調査 / ソンマ・ヴェスヴィアーナ / 「アウグストゥスの別荘」遺跡 / 「アウグストゥスの別荘」 遺跡 / 埋蔵文化財研究 / 遺跡発掘 |
研究成果の概要 |
東京大学を中心とした調査団が行うイタリアのソンマ・ヴェスヴィアーナに所在する通称「アウグストゥスの別荘(Villa di Augusto)」遺跡の発掘調査に即した実践研究を推進し、地元住民および遺跡の利害関係者が同遺跡に何を望んでいるのか、また望んでいないのかを社会調査を通して解析した上で、発掘調査途中にある考古遺跡を調査終了後に地域の文化資源として活用するための方法論を実験的に構築・提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は、①発掘調査終了後からある程度時間が経過した遺跡の活用を探るのではなく、発掘調査が進行中の段階から調査終了後の遺跡活用の方策を探った点、また、②その方策を一般化し、多くの発掘調査中の遺跡に適用できる遺跡の文化資源化の方法論として提示した点に見出だせる。いまだ発掘調査中の段階において、遺跡を調査終了後にどのように活用するかを社会科学的に考査した研究は世界的にも存在せず、その意味において本研究はパブリックアーケオロジーの新たな領域を切り拓くことに貢献したと言える。
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