研究課題/領域番号 |
16K03158
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
槙林 啓介 愛媛大学, 東アジア古代鉄文化研究センター, 准教授 (50403621)
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研究分担者 |
村上 恭通 愛媛大学, 東アジア古代鉄文化研究センター, 教授 (40239504)
米澤 剛 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 准教授 (90402825)
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研究協力者 |
甲元 眞之
有馬 啓介
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 古地形環境 / クロスナ層 / 製塩 / 瀬戸内海 / 考古学 / 情報地質学 / 地形環境 / 地域環境史 |
研究成果の概要 |
本研究は瀬戸内海島嶼部における海岸利用とその変遷を解明する。愛媛県上島町宮ノ浦製塩遺跡を対象に1)遺跡立地の海岸地形とクロスナ層(黒色腐植砂層)の分析と2)遺跡の地下構造の可視化を行った。結果、1)では当初、砂丘と考えた地形は実は浜堤であることが明らかとなった。次に浜堤堆積とクロスナ層の粒度構造等を分析し、クロスナ層に自然的と人為的とがあることを実証した。浜堤と遺跡の関係は瀬戸内海島嶼部での特徴であると指摘した。2)では3次元地質モデリングによる地形復元と遺跡発掘の情報を互いにフィードバックさせ復元精度を高め、格子数東西301本、南北211本、解像度1mの古墳時代地表面のDEMを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、気候変動と連関した海岸砂丘とクロスナ層の従来の議論を「浜堤」の問題に拡大したことは大きな成果であった。浜堤の形成や変化もまた、人間活動へ影響を与えていたのである。また、3次元地質モデリングと発掘調査の往還は、未発掘区域も含めた古地形復元の精度を高め、かつ当時の空間利用を検討するに有効であった。さらにDEMデータを元に古地形立体模型を作成し、これを前に発掘調査報告会等で展示・解説したことは、地域社会への分りやすい研究成果の発信につながった。
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